時計坂`97
~移りゆく街並み~

Update : 1998.9.28


第1章 めぞん一刻関連ポイント

8.惣一郎が渡った踏切(黒目書房跡)
9.線路沿いの道
10.「ねざめ湯」の建物のモデルになった銭湯
11.五代が缶をけ飛ばしていた河原
12.『複雑夜……』鉢合わせの曲がり角
13.『春のワサビ』散歩道その1
14.『春のワサビ』散歩道その2
15.惣一郎さんの菩提寺のモデル


8.惣一郎が渡った踏切(黒目書房跡)(MAP-K、L)

  東久留米駅西側踏切
(1997.10.7)

 原作35話『ふりむいた惣一郎』10ページ目で惣一郎がヤキトリにつられて渡った踏切はここであります。目印となっていた「黒目書房」は`94年当時ですでに失われていましたが、その後の変化はありません。惣一郎が渡っていくカットに描かれているオーバーハング形の警報機(賢太郎の吹き出しのちょうど横あたり)も、ほぼ同型のものが取り付けられています。

  (1997.10.7)

 踏切横の立て看板も、当時と全く同様のものが使われています。いくら何でも新品に交換はされていると思いますが。

 
(1997.10.7) (1997.10.7)

 これは最初の写真と反対側から見た踏切です。何となく、原作149話『ラブホテル事情』15ページ目で響子さんがタクシーを降りた場面を思い出しませんか?(ここだと言ってるわけじゃないんですが)(^^;


9.線路沿いの道(MAP-M)

  (1997.12.27)

 原作8話『惣一郎の影』21ページ目で五代が家庭教師の帰りに通った道は、現在もほぼそのままの様子です。10月訪問時点ではこの写真の右側でビル建設工事をやっていて、かなり騒々しい様子でしたが、12月訪問時には建物も完成していて、車もあまり通らない静かな道に戻っています。


10.「ねざめ湯」の建物のモデルになった銭湯(MAP-O)

  源の湯
(1997.10.7)

 建物はとうの昔に改築済みですが、一応現在の写真を載せておきます。なお、「ねざめ湯」は原作22話『あなたのソバで』8ページ目、原作131話『誓いの母子星』14ページ目に出て来ます。


11.五代が缶をけ飛ばしていた河原(MAP-P)

  黒目川
(1997.10.7)

 原作10話『金網は越えられない!』18ページ目で氷屋をクビになった五代が缶をけ飛ばしていた河原です。現在は河原に降りることはできず、雑草が茂り放題になっていますが、左側の建物などはそのままです。

  (1997.10.7)

 最初の地点からちょっと南へ進むと、ご覧のように西武電車の鉄橋も見えます。


12.『複雑夜……』鉢合わせの曲がり角(MAP-Q)

  (1997.10.7)

 原作15話『複雑夜……』8ページ目で、響子とこずえが火花を散らした(?)舞台です。`94年当時はバックに描かれたそのままの塀が残っていたのですが、ご覧の通り、跡形もなく取り壊されてしまいました。現在は右隣のマンションの駐車場になっています。


13.『春のワサビ』散歩道その1(MAP-T)

  (1997.10.7)

 原作7話『春のワサビ』2ページ目に出て来る散歩道の今の様子です。原作では道も未舗装だったようなのに、今やこの有様です。`94年当時からの変化はほとんどありませんし、道路標識もそのままですが……いずれにせよ、あんまり散歩する雰囲気の道じゃありませんね、もはや。(^^;

  (1997.12.27)

 2ページ目の2コマ目に描かれた標識、新品に交換はされたようですが、一応当時と同じ内容のものが取り付けられています。


14.『春のワサビ』散歩道その2(MAP-U)

  (1997.10.7)

 こちらは3ページ目に描かれている小道です。ご覧の通り、右手に家が建って雰囲気はだいぶ変わってしまいました。しかし人通りは少なく、ここから少し行ったところには小さなお社なんかもあって、こちらは散歩向きの雰囲気を保っています。


15.惣一郎さんの菩提寺のモデル

  大円寺山門
(1997.12.27)

 東久留米駅から南西方向に5~6分歩いたところにあるお寺です。表題の通り、「音無家累代之墓」のモデルだそうですが、個人的にはちょっと違和感があるかな……という感じ。墓場ものぞいて、写真も撮ったんですけどね(ばちあたりなヤツ(^^;))。でも閑静で、落ち着いたいい雰囲気のお寺です。

  大円寺本堂
(1997.12.27)

 このあたり、お寺だけでなくその周辺も、けっこう昔風の住宅街が広がっていて落ち着きのある場所です。山門の写真を撮ろうといろいろアングルを変えている最中、不意にファインダーの中に惣一郎を連れ、春香ちゃんの手を引いた響子さんが見えたような気がして、あわてて顔を上げた……というのは事実です(いやもちろん、人違いだったんですけどね)。


 全体的に見れば、管理人が予想していたより多くのポイントが残っていました。ただし、それはあくまで「ポイント」を見た場合のことであって、周囲も含めた変化はものすごいものがあります。新しくできた東口・西口周辺では1地区をまるごと作り直すかのような再開発が進行していますし、それ以外の場所でも古くからの家並みや畑をつぶして虫食い状に建ち並ぶマンションが目立ちました。「めぞん一刻」に描かれている、どこかのどかさの残る郊外の街の雰囲気は急速に失われています。いや、すでに失われてしまったと言う方が正確かも知れません。そう言わねばならないのはとても残念ですが……。


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